話題のアニサキスについて
近年、海外でも絶大な人気を誇る“寿司”。日本食の代名詞ですよね。日本ではこういった寿司や刺身といった魚の生食文化が根付いているため、多くの方々が食される機会が多いのではないでしょうか。
そんな環境下の中、生食の魚は食中毒の被害が伴う可能性があることを皆様ご存知でしょうか?原因は、最近ニュースでも話題になっているアニサキスです。
・アニサキスとは?
海産物に寄生する寄生虫であり、アジ・サバ・サケ・タラ・イカなどにも寄生しています。体色は白っぽい色をしており、大きさは1㎝~3㎝程の肉眼でも見える大きさから、肉眼で確認するには容易ではない大きさまで様々だそうです。
・どのような症状になるか?
アニサキスが寄生している刺身を食すと、体内の胃袋まで侵入し、胃袋の壁を食い破ろうとします。その際、立っていられない程の激しい腹痛や嘔吐などの症状が出るそうです。アニサキスは、胃の中で4日程しか生存できないそうなので、症状に耐えることが出来れば処置しなくても治ります。ですが万が一、小腸までアニサキスが侵入してしまうと手術が必要になるほどの危険性があるようです。
・アニサキス被害が増加している!?
最近ニュースでもよく取り上げられるほど、アニサキスの被害は年々増加傾向にあります。原因としては、技術や流通システムの向上から、生鮮の魚が活発的に全国各地へ流通するようになったことが背景としてあります。魚の生食を食習慣とする日本では、誰しもがなり得るので非常に怖いですよね。またアニサキスの認知度が上がるに連れ、生魚の需要が下がり、水産品を扱う業者様にも多大なダメージを与えることとなります。
・対処法は?
アニサキスを死滅させる方法は、加熱と冷凍の二つになります。アニサキスは非常に熱に弱いため、加熱することで即座に死滅出来ますが、生食には不適用です。そうなると、最善の解決策として冷凍のみになります!アニサキスは−20℃の温度で24時間冷凍することで死滅します。(ちなみにニューヨークやヨーロッパでは、飲食店での生鮮魚を提供する際、事前冷凍が義務化されております。)ですが、一般的な業務用冷凍庫では−20℃の温度を一定に担保することが難しいため、アニサキスを死滅させることは困難であり、かなりの時間を有してしまいます。
そこで「凍眠」の出番です!!−30℃の液体に漬け込み、圧倒的なスピードで凍結できることで、短時間、且つ安定した温度管理が出来るため、アニサキスを死滅させるためには、かなりの優位性があります。また、アニサキスの被害を抑えるだけでなく、超鮮度維持・販路拡大・コスト削減など、多くのメリットがあります!
ぜひ、安心安全な超鮮度の魚を全国各地へ流通してみてはいかがでしょうか?きっと、ビジネスチャンスに繋がりますよ!