
日本酒の始まりは紀元前300〜200年頃と言われており、約2,000年に渡り、日本の食文化ともに発展してきました。その過程において、貯蔵手法の一つとして「火入れ」が発明され、その火入れ殺菌技術は現代でも重宝されている伝統技術です。21世紀においても一般的に流通している日本酒は火入れしたものが主流です。
「火入れ」技術の発展は日本酒の貯蔵・流通に革命をもたらせましたが、一方で、火入れをしていない日本酒を「生酒(なまざけ」と言います。この生酒はフルーティーな香り、口当たりの柔らかさなどが特徴なのですが、酵素によって風味が変化しやすいデリケートなものです。「火入れ」工程は酵素の働きを止めることによって貯蔵しやすくなる一方、残念ながら生酒本来の味わいは失われてしまいます。南部美人の久慈社長曰く「市場に流通している生酒は蔵で搾りたての美味しさと比較して半分くらいになってしまっている」との事です。ですので、生酒本来の味わいを楽しむためには搾りの時期に蔵に直接行くことが唯一の手段でした。
通常の冷凍では生酒の再現性が低くなってしまいます。理由は主に2つあります。1つ目が、凍結時にゆっくりと冷凍すると膨張し、瓶が割れてしまう点。2つ目が、水とアルコール分が分離してしまい、味わい、風味が劣化してしまう点です。そのため、これまでは日本酒を冷凍することは業界でもあまり見られませんでした。 それを解決したのが、凍眠です。瓶のまま、-30℃のアルコール液(濃度60%弱)に浸すと、非常に素早く冷凍されるため、瓶が破損しません。加えて、水とアルコール分の分離が非常に少ないため、解凍後、プロの官能検査でも劣化が感じられないとの評価を頂いております。凍眠で冷凍した全国の美味しい生酒をプロデュースし、ブランディングを実施しているのがTOMIN SAKE COMPANYです。(テクニカン100%子会社:代表取締役 前川達郎)
【1分でわかる】凍眠生酒とは?
※文字数の関係上、表示している商品名を一部省略しているものもございます。
凍眠生酒ブランドにご参画頂いる蔵元様、銘柄数は2024年10月現在、35蔵40銘柄にのぼります。TOMIN FROZENショップでの店舗販売、EC販売をはじめ、オフラインイベントによる認知活動にも注力しております。凍眠生酒をお楽しみ頂ける飲食店様も増えてきている中、下鴨茶寮(敬称略)「のまえ」店をはじめ、台湾でもイベントを実施し、大変盛況でした。今後も凍眠生酒ブランドにご参画頂ける蔵元様を募集し続け、国内外でのブランディング・販路拡大を目指しております。TOMIN SAKE COMPANYでは各種日本酒イベント、愛好家の皆様との交流等も実施しております。凍眠生酒をお試しされたい方はお気軽にお申し付けください。
2023年5月に本格始動した「凍眠生酒」ブランド。ローンチに際して関係者やメディアの方々をお呼びしてレセプションパーティーを実施しました。北は北海道、南は福岡から集まった生酒を飲み比べできるイベント。これまでは「搾りたて」の味わいを飲み比べすることなど不可能でしたが、凍眠生酒ならではの可能性について存分にご体感頂けたパーティーでした。
恵比寿にある高級すし店「心白」様の常連客の皆様に凍眠生酒を試飲して頂きました。こちらのお店は美味しい寿司とお酒が味わえる人気店。美味しいお酒を知り尽くした「玄人」である常連客の皆様からのご感想をYouTubeでご覧いただけます。
下鴨茶寮(敬称略)にて凍眠生酒をお取り扱い頂いておりますが、銀座の「のまえ」店にて、常連客・関係者・メディア関係者の皆様をお招きして凍眠生酒と下鴨茶寮のお料理のペアリングイベントを実施しました。解凍のタイミングを3段階に分け、それぞれのタイミングで試飲をして頂きました。一つのお酒でも、解凍段階で移ろう味わいの変化をお楽しみ頂ける飲み方も提案しております。
TOMIN SAKE COMANY
代表取締役社長 前川達郎
email:maekawa@tomin-sake.co.jp
Webサイト:https://www.tomin-sake.co.jp/
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