生酒を瓶ごと冷凍!?凍眠の液体凍結で変わる新しい日本酒の楽しみ方
テクニカンの急速冷凍技術で変わる、新しい日本酒の楽しみ方をご紹介します!
泉橋酒造 様
「酒造りは米作りから」の信念のもと、全国でも珍しい「栽培醸造蔵」として海老名市をはじめ近隣地区で酒米栽培から精米・醸造まで一貫して行っています。
太陽と大地の恵みをいっぱいに受けて育んだ信頼できる米を丁寧に仕込む、それが私達の酒造りです。そして、そのすべてが純米酒です。お酒を囲みながら仲間同士で話が弾み、杯を重ねていた・・・ そんな心地よく酔える酒を目指しています。
POINT!
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活用法
しぼりたての生酒を急速冷凍。新鮮な味わいをいつでもどこでも提供可能に。
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凍眠させる
商品神奈川県海老名産の山田錦を使用した辛口の純米吟醸酒。
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凍結方法
火入れした商品と同様の瓶を、そのまま液体凍結機「凍眠」へ入れて
凍結。 -
今後の
可能性全国どこへでもフレッシュな生酒が提供できる。
熟成年数を凍結させて止める新しい日本酒の楽しみ方。
目次
冷蔵配送の課題を払拭!劣化を抑えたフレッシュな生酒を全国へ
火入れをしていない、蔵でしぼったばかりのお酒を瓶詰めする生酒。火入れをしない分、瓶に詰めた後も品質劣化が進み、配送期間や保存方法によっては酒蔵の意図しない味わいで飲まれることがあるのが、業界共通の課題でした。
凍眠は液体の高い熱伝導力を活用した急速冷凍技術。この技術を使えば、しぼったばかりのフレッシュな味わいを保った生酒を全国どこへでも提供することが可能になります。
しかも、空気冷凍だと割れてしまうことがある瓶の冷凍も、凍眠の急速冷凍なら割れることはありません。製造フローを大きく変えることなく、冷凍の生酒を導入いただけます。
手作業だからこそ届けたい。生産者の想いが詰まった泉橋酒造のお酒
凍眠生酒を初めて試飲したときの感想を「生特有の透き通った味わいが残ってる。しぼりたてのような綺麗な味を、冷凍でも保てているのが印象的でした」と語るのは、神奈川県海老名にある泉橋酒造株式会社の川邊さん。
泉橋酒造さんは、「酒造りは米作りから」をモットーに、米作りから取り組んでいる栽培醸造蔵。酒造りの多くの工程を手作業でおこないながら、こだわりの日本酒を各地に届けています。その泉橋酒造さんの純米吟醸酒「恵 青ラベル」になるお酒、特別にしぼりたての生原酒で瓶詰、凍眠して販売していただくことが決まりました。
地元・神奈川県海老名市を中心とした栽培圃場で、契約農家さんとともに「米作りから酒造り」を実践している泉橋酒造さん。その酒造りには、圃場、生産者によるお米の個性をより引き出せるように機械に頼らない手法が多く取り入れられています。
そのひとつとして、より緻密な管理ができるように、麹作りには「麹蓋製麹」により手づくりの製法で行われています。
泉橋酒造さんは、見た目、香り、手触りといった五感を駆使し、地元のお米に寄り添った丁寧は酒造りにこだわっています。このような繊細は商品にこそ、味を変化させずに凍結できるテクニカンの凍眠が力を発揮します。
熟成年数を止める!新しい日本酒の楽しみ方
川邊さんは、生酒だけではなく熟成酒の可能性も広がりそうだと感じています。
火入れされた日本酒は、1年…2年…と熟成させていく商品もあり、その味わいの変化に応じて好きな料理を合わせるペアリングもお酒の楽しみ方の1つです。
例えば、2本の日本酒を製造から1年経った時に1本は凍眠にかけ、もう1本を通常保管します。さらに1年後に凍眠した方を解凍すれば、同じ製造年の1年熟成と2年熟成を同時に飲み比べることができます。また、毎年3年熟成の商品を凍眠にかけていけば、色々な製造年の3年熟成の日本酒を同時に味わうことができ、それぞれの味にあった料理のペアリングも楽しめます。
味の劣化を極限まで抑えることができる凍眠だからこそ、日本酒をタイムスリップさせるような新しい楽しみ方ができるようになるかも知れません。
日本各地の新鮮な生酒が楽しめる!凍眠生酒プロジェクト
テクニカンでは、泉橋酒造さんを始めとした約25の酒蔵さんと一緒に、凍眠生酒プロジェクトを実施します。全国各地の酒蔵さんのこだわりのしぼりたて生酒を凍眠させて販売をします。
凍眠だからこそ実現できる、しぼりたての味わいを残した冷凍日本酒。ふだんリキュールなどを飲んでいる日本酒に苦手意識がある方向けなど、凍眠は今までのなかった販路への拡大にもつながる技術です。
凍眠の導入をご検討いただいているお客様にも、テクニカンの技術力を体感できる凍眠生酒を、ぜひお試しいただければと思います。