地元野菜を活用したお弁当 | 凍眠で急速冷凍
今回取材したのは横浜市港北区、新横浜エリアでシェアキッチンなどの業態を手がけるARUNŌ (アルノー)様。シェアキッチンの場所を活用し、ご自分たちでもカフェバーを運営をしており、規格外の横浜野菜などを引き受け、お弁当に活用した地域密着型のビジネスを展開していらっしゃいます。
目次
見た目は規格外でも美味しいお野菜
通常のお野菜に加え、規格外のものも農家から直接仕入れており、「無駄なくお野菜が循環する仕入れ」を心がけているとのことです。これらのお野菜の販売だけでなく、それらを使って、お弁当のおかずなどを作っているそうです。
冷凍弁当がこちら
横浜野菜と卵を中心に作ったお弁当
通常価格は700円とのことですが、地域コミュニティへの貢献も重要視しているARUNŌさんでは、会員価格向けにはなんと500円で販売しているそうです。ご高齢のお客様も多いとのことで、たっぷりとお野菜を使った健康的なお食事を提供したい、と言う思いもこもった手作り弁当です。
脱気します
凍眠で急速冷凍
アルノーの山本様曰く、一時間ほどかけて凍眠で冷凍しているとの事。
解凍&試食
電子レンジで解凍をし、試食をさせて頂きます
山本様曰く、「お米が炊き立てみたい」との事で実際に食してみると、新米の香りが際立ち、炊き立てのような味わいでした。また、小松菜を使ったスペイン風オムレツの食感、ナスの食感等、加熱調理したお野菜の色味や食感、お味も非常に素晴らしい塩梅で解凍されていました。「解凍を見越した具材選定」もポイントに掲げており、凍眠に対する高い習熟度が垣間見えます。
蒸したナスにネギ醬を絡めたお料理
火を通すことで食感よく解凍できます
スペイン風オムレツ
小松菜の色味、卵の食感も素晴らしいです
凍眠を導入したメリット
フローズンカフェバーとして、お客様にお料理やお弁当などを提供していらっしゃいますが、オペレーション的にも「製造」と「販売」を分けることが出来たとのこと。人手が貴重になってきているこのご時世ですから、非常に効率的にお仕事をアサインできますね。加えて、保存料等を使わずに製造することから、味を劣化させずに長期保管ができる凍眠をより重宝して頂いているようです。
また、シェアキッチンという業態も兼ねた複合施設ということもあり、飲食店をこれから始めたい方や小規模事業を手がけていらっしゃる方もご利用されてるようです。そのような方々も凍眠を使うことでロスなく、かつ物販もできるよう冷凍自動販売機を活用しながら試験販売ができる環境が整ったとのことです。
凍結した商品は冷凍自販機で販売
地域の方が利用されているようです
今回取材にご協力いただいたARUNŌ 山本様
不動産業界出身で、地域コミュニティ活性化にも造詣があります